『クイックステップ』は、1920年代にアメリカで流行した速いフォックストロットとチャールストンの要素を融合させ、軽快なジャズ音楽に合わせて誕生しました。当初は「ワンステップ」と呼ばれていましたが、1929年頃に「クイックステップ」へと改称され、その後イギリスを中心に社交ダンスのスタンダード種目として確立されました。日本では、ダンスホール文化が普及した昭和初期(1930年前後)、モボ・モガ文化の流行とともに入ってきたと考えられています。
クイックステップは、軽快なアップテンポのジャズ音楽(4/4拍子)に乗って、フロアを駆け回るような躍動感が特徴です。飛ぶ、跳ねる(ホップ)、走る(ラン)、キック、スキップなど、非常に軽快でアクロバティックな要素が含まれ、スタンダード種目の中では最もスピード感があり、明るい雰囲気を楽しめる種目です。
日本のクイックステップで評価の高いダンサーペアには、2018年毎日杯プロスタンダードなどで優勝した「大西 亘・池田 ちかる 組」を始め、「小松 拓哉・七菜 組」、「野地 雅人・尚和 由里子 組」などがいます。