『ヴェニーズワルツ(ウィンナ・ワルツ)』は、18世紀後半にオーストリアの農民舞踏「レントラー」を起源とし、ウィーンの宮廷で洗練されて発展した最古の競技ダンスです。日本では、社交ダンス自体が始まった1880年頃の「鹿鳴館時代」の頃に、西洋文化の一部として一緒に伝わったとみられています。20世紀に入りボールルームダンスの多様化と競技会が発展すると、本格的な競技種目として定着しました。
ヴェニーズワルツは、速い3拍子の音楽に乗って、高速で右・左のターンを繰り返しながらフロアを流れるように回る優雅なダンスです。回転数が多くスピード感があり、使用するステップの種類が非常に少ないことが特徴です。 通常の「ワルツ(スロー・ワルツ)」がゆったりと優雅に踊るのに対し、ヴェニーズワルツは非常にテンポが速く、絶えずくるくると高速で回転(ターン)し続けるエネルギッシュなダンスです。
日本の社交ダンス界においてヴェニーズワルツの代名詞的なダンサーとしては、世界選手権などにも出場したトッププロで、ヴェニーズワルツの技術の高さと正確な回転で高い評価を得ている「朝増慎太郎・遠山恵美組」や、「石原正三・渋谷透子 組」、「秋谷孝宏・田原美穂 組」、「山嵜圭太・美奈子 組」などがいます。